勉強法

勉強法(1)

点数に表れない実力差。同じ100点でも…

高校生を指導していると,「中学生まではできたのに」と言う言葉をよく聞きます。特に高校生になってから入塾してきた子にその傾向があります。しかし私から言わせれば,彼らは中学校からできていません。中学生時代の勉強方法が間違っていることが多いのです。中学校のテストは,模試を除き,暗記していけば高得点を取れます。ひどい子になると,なぜそうなるかを考えずに答えだけを丸暗記してテストに臨んでいる。そうしたテストでいい点,いい順位を取って安心していたのです。

同じ100点でも,本当に理解している子と解法を暗記している子では,その質が違う。問題が易しい間は,それでも通用するが,難しくなるとだんだんその差が開いてくるのです。

「なぜ」「どうして」を大切に

単純に暗記しなければならないものもあります。特に社会や理科の基本的な事項,英単語などです。暗記していなければ,話になりません。また数学では,計算がすらすらできるようにしておくことが必要です。(当塾では,「eトレ」や自作プリントを使って,徹底した問題演習を通して鍛えていきます)

しかし何でも暗記は駄目です。数学の公式はなぜそうなるのかを考えましょう。(できる子には,極力公式を覚えるなと指導します)公式丸暗記では,難しくなると対応できません。理科の計算問題もそうです。社会も「なぜ,どうして」を理解すると暗記しやすくなります。

これから週に1回程度の頻度で,勉強方法について思いついたことを書いていきたいと考えています。よろしくお願いします。

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