佐伯市の教育事情

理系or文系?選択は慎重に

曼珠沙華の写真

鶴城高校は進路変更が難しい

明治大学,岡山大学合格のAさんは,鶴城高校1年生の時に理系を選択しました。文系を選択していれば,おそらく九大は楽勝だったでしょう。いやセンター試験を「物理基礎」「化学基礎」で受験できていれば九大に合格できていたでしょう。

1年生の秋,相談を受けたとき,私も正直迷いました。入塾してまだ半年の段階で,まだAさんの性格,嗜好などが十分理解できていなかったからです。英・数・国は得意で,物理基礎も難なくこなしていました。本人が理系に決めたと言ったときは,「まあいいか。いざとなったら文系で入試を受ければよい」と気楽に考えていました。理科の科目選択は自分で決められると思っていたからです。

3年生になって,物理と化学がいまひとつピンとこないらしく,この2教科が足を引っ張るといった状況でした。学校側に,センターは「物理基礎」「化学基礎」で受けたいと何度も頼み込んだそうですが,結局は駄目でした。案の定センター試験では,この2教科で思うように点数が伸びません。Aさんは,別段後悔はしていません。明治大学に進んで頑張ると張り切っています。しかし指導する側としては,「基礎科目」で受験していたら,あと50点は取れていたのにと思うと,「あのとき文系を勧めていれば」という後悔が残ります。それにしても,本人が受けたい科目を受けさせないというのはおかしいと感じます。

文系だと就職がない?

Aさんの例とは別に,「理系教科」に興味がなく,成績もそれほどでもないのに,理系を選択して結局はランクの低い大学や専門学校に通うという例を何度も見てきました。これは「文系だと就職がない」という迷信が広まっているからです。相談を受けるたびに,この言葉をよく聞きます。理系の方が早く内定が出るのは確かです。しかし最終的な就職率はほとんど差がありません。そこそこの大学に進めば文系でも,「いい会社」に就職できます。塾の卒業生たちも,文系の大学出身で社会に出て活躍している人も大勢います。

コース選びは慎重に

考えてもみてください。自分が興味のない科目で点数が伸びなければ,文系に進んだときに比べて数ランク下の大学に進学しなければなりません。また一生自分の興味のない仕事に就かなければなりません。自分が理系に向いているのかどうかよく考えてから進路を決定するべきです。特に鶴城高校は一度進路を決めたら,文転はかなり難しいですから。

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