昨年の入試で、数学が優しくなったと記事を書きましたが、今年もその傾向が続いているようです。まだ解いてみてはいないのですが、ちらっと見た感じは、あまり難しいと思える問題は少ないと感じました。
目次
易化傾向は続くのか
これまでが難しすぎた
大分県教委のホームページを見ると、去年の数学の平均点は一昨年よりも7点も上がっている。60点満点だから10%以上のアップだ。一昨年は、60点満点中30点未満の生徒が7割という難しさ。これではダメだと県教委も考えたのだろう。一気に易しくなった。一昨年までは、こんな問題誰が解けるのだという問題も多く、問題文もやたら長かった。おそらく実業系高校ではみんな点数が低くて、数学ではほとんど差がついていなかっただろうと思います。
おそらくこの傾向はしばらく続くと思います。
易しくなってよかった点
易しくなってよかったところは、普通の能力の生徒が努力すれば得点を伸ばせるようになった点です。これまでは、1番、2番の小問集合でも結構難しい問題があったので、能力の高い子でなければなかなか得点は伸びなかったのです。数学の苦手な子は、基本問題を中心に学習すればかなり点数を伸ばすことができますよ。
易しくなって気をつける点、対策
これまで入試問題が難しかったときは、数学が大嫌いな生徒と基本はできるけど難しい問題は駄目だという生徒の間ではあまり点数の差がつかなかったと考えられます。しかし易化した今では、大きく差がついてきます。数学が嫌いな子は早めに手を打つ必要があります。
また上野丘や舞鶴などの難関校を受験する生徒は、数学が苦手だと大きく差をつけられます。難関校を狙う子は、易しい問題は落とせません。基本問題は夏休みころまでに完璧にしておいて、2学期以降は少しずつ難しい問題に取り組む必要があります。
易しくなったからラッキーではありません、努力しなければ不利になるのですよ。